AIと一緒に歌を作ってみた。
最初は、そんなに大げさなことじゃなかった。
「私のSubstackを読んで、そこから歌詞を作ってみて」
そんなところから始まった。
曲はここ↓から聴いてみてね。
曲調はどうする?と考えて、私は迷わず言った。
「ロックがいい」
そしてAIが最初の歌詞を書いてきた。
そこにあったのが、
「まだ途中」
という言葉。
うーん。
なんか違う。
次に出てきたのが、
「まだ若い」
いや、それも違う。
というか……
それ、ちょいダサい(笑)。
考えてみると、私は自分の年齢をあまり意識して生きてこなかった。
だから「まだ」という言葉に、違和感があるのかもしれない。
昔と比べれば、トゲは少し抜けたと思う。
でも、好奇心はあまり変わっていない。
知らない場所には行ってみたい。
知らないことは知りたい。
面白そうなことがあったら、やってみたい。
だから歌詞から、年齢を感じさせる言葉をどんどん外していった。
そして残ったのが、
「だから何?」
という言葉だった。
■ あなたはあなた。私は私。
私は、人の価値観に振り回されることがほとんどない。
でも、自分の価値観を誰かに押しつけたいとも思わない。
あなたはあなた。
私は私。
自分らしく生きれば、それでいいじゃん。
人からどう見えるとか。
普通はこうするとか。
正解はこっちだとか。
もちろん、常識の範囲内で、人に迷惑をかけないことは大切だと思っている。
でも、それ以外は、
「だから何?」
でいいんじゃないかと思う。
私はこれまで、わりと直感に従って生きてきた。
そして、その直感はほとんどの場合、私にとって正しい道を示してくれた。
たまには人の声に影響されて、
「あれ? 違ったかな」
と思うこともある。
でも、大丈夫。
修正は効く。
人生って、一度選んだら二度と戻れない一本道じゃない。
違ったと思ったら、また方向を変えればいい。
■ 夜になったら、ちょっとおいで
今回の歌には、「大人の夜会」も登場する。
私が大人の夜会をやっているのは、自分の世界だけで生きていたら、世界が狭くなってしまうと思うから。
いろんな人の経験を聞きたい。
その人のことをもっと知りたい。
そして、その人に光を当てたい。
そこからまた、その人がその人らしく活動していってくれたら嬉しい。
私自身、人と話すことも、人の話を聞くことも好きだ。
そこからまた、新しいつながりが生まれる。
しかも、夜。
昼間とはちょっと違う。
夜になると、少し肩の力が抜ける。
しっとりと落ち着いた気持ちで、人の話を聞ける。
だから歌詞には、こんな言葉を入れた。
「夜になったら ちょっとおいで
いい話なんて いらないよ
カッコ悪かった あの話
そっちのほうが 聞きたいわ」
人生の成功談だけじゃなくていい。
しくじった話も、迷った話も、恋の話も、旅の話も。
そんなものを持ち寄って笑える夜って、いいと思う。
■ 「明日は来るんだよ」
そして最後。
AIがいくつかエンディングを考えてくれたけれど、どうもしっくりこなかった。
「明日はどこへ?」
「それでいい」
……うーん。
ちょいダサい(笑)。
そこで私が言った。
最後は、
「明日は来るんだよ」
って、囁くようにしたい。
「明日はきっと明るい」
なんて言いたいわけじゃない。
そんなこと、誰にもわからない。
でも、今を生きていると、今は必ず明日につながっていく。
明日は、やってくる。
だから私は、今を真っ直ぐに生きていたい。
そう思って、私自身も生きている。
だからこの言葉は、大きな声で歌わなくていい。
曲の最後に、そっと囁く。
「明日は、来るんだよ。」
■ ロック魂は、まだ生きていた
そして完成した曲を聴いた。
「あ、私だ」
と思った。
そして、もうひとつ思った。
私の中のロック魂、ちゃんと生きてるなって。
実は私、昔ロックバンドをやっていた。
今回も最初から「ロック調がいい」と言っていたけれど、昔を懐かしんで選んだわけじゃない。
でも、出来上がった曲を聴いてみたら、私らしい。
ちょっと尖っていて。
ちょっと生意気で。
「だから何?」って笑ってる。
考えてみれば、これって昔から私の中にあったものなのかもしれない。
トゲはずいぶん抜けた。
人と争いたいとも思わない。
自分の考えを誰かにわかってもらおうと、必死になることもない。
でも、ロック魂まで丸くなったわけじゃなかった。
あなたはあなた。
私は私。
好きなものは好き。
違うと思ったら違う。
そして、面白そうならやってみる。
形は変わっても、自分の中に流れているものって、案外変わらないのかもしれない。
■ AIと作ったら、「私」が出てきた
今回、一番面白かったのはここだった。
AIが私の歌を作ってくれた、という感じではない。
AIが言葉を出してくる。
私が、
「違う」
「それ、ダサい」
「これは好き」
「もっとこうしたい」
と返す。
すると、また違う言葉が出てくる。
そんなやり取りを繰り返しているうちに、
「私って、こういうことを大事にしているんだ」
というものが、だんだん輪郭を持ってきた。
AIに自分を教えてもらったというより、
AIを鏡にして、自分の言葉を見つけていった。
そんな感じだった。
そして最後はSunoに曲をつけてもらった。
出来上がった曲を聴いて、
「ああ、こんなふうに気持ちよく歌えたら、本当にいいよね」
と思った。
面白い。
人生、楽しみたいよね。
そして私は、これからも人生を面白がっていたい。
知らない場所へ行って。
知らない人に会って。
話を聞いて。
旅をして。
たまにはしくじって。
また笑って。
正解じゃなくてもいい。
予定どおりじゃなくてもいい。
だって、
「だから何?」
そして夜が終わったら、最後にそっと。
「明日は、来るんだよ。」と明日を迎えよう。



